通帳の残金が811円になってしまいました・・
通帳を見た時に残金が811円。
思わず見返しました。
でも、何度見ても811円。
来月の生活費どうしよう。。
そんな世界です。
これは、10年前の実話です。
今でこそ、こんなコラムを書いたり、講座や起業家塾、企業さんの研修などをしていますが、
起業してすぐは売上がない月もありました。
変なプライドだけがあり
■前の会社にいた時と同じ仕事をするんじゃ意味がない
■お金のためではなく、意義がある仕事をするんだ
■僕のコンサルスキルを活かして、小さな会社を大きくするぞ!
と空回り。
今思い出してみると、本当に恥ずかしいほど
「自分よがり」
でした。
営業力ゼロ。
マーケティング力ゼロ。
ましてや、自分の想いだけで、お客さんにとっての「価値」なんてこれっぽっちも考えていない。
そりゃ、売れないですよね。。
でも、人間ってよくできているもので
「食べられない!」
となると、やっと無用なプライドという重たい鎧を脱ぐことができるのですね。
最初にしたのは、大手企業におけるITプロジェクトの支援です。
これが、前職で積み重ねてきた僕が提供できる当時の唯一の価値でした。
そして、やってみて、やる前は
■前の会社にいた時と同じ仕事をするんじゃ意味がない
と考えていたのだけど、これが違ったんですね。
やるコトは同じでも「かりやコージ」という人に対しての評価が得られました。
これは、強いですね。
認知が広まれば、直接の依頼が来るようになります。
そして、行動し、直接サービスをすることで、お客さんが得たい「価値」というものも
肌で感じることができるようになりました。
だから、経営者個人や起業家の支援を始めた当初も、まずは、モニタリングしました。
当時、2人の起業家をとことんサポートしたのですね。
すると、どんなことに困り、どんな不安があり、何を解消するといいか、どうすると
行動できるようになるかがわかってくるのですね。
そして、ふと思い当ったわけです。
僕はチームマネジメントする時に「現場」をとても大事にします。
というのは、チームマネジメントで大事な情報は「現場」にあるからです。
そこには、ほやほやの「最新の情報」があります。
そう。
「事件は会議室で起こっているんじゃない!現場で起こっているんだ!」
ということです。
あ、ビジネスでも同じだなと。
そして、現場を大事にしている僕は何をするかというと、単純で、自らの足で現場へである
起業家や経営者のところへ行って話を聴くのですね。
するといろんなことが見えてきます。
通帳の残金が811円になった時は、行動せずに、頭だけで考えていました。
やはり、自らが動き、自分がサポートする人のそばへ行き、どんな不安や悩み、解決したい
ことがあるのかを聴く。
これがすごく大事だということを、残金811円事件(そう呼んでます(笑))から学びました。
【今日の経営のレシピ】
自分がサポートする人のそばへ行き、どんな不安や悩み、解決したいことがあるのかを聴く。
そのために、自分が何ができるか?を考える。
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